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春になると、「芽」が膨らみ始めます。ブルーベリーは「花芽」
と「葉芽」がはっきりとしていて、最初は、「花芽」から膨らみ
始めます。 |
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写真ではわかりつらいですね。枝先に花が付き、根元の芽か
らは葉が出ます。 |
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この時期は葉も赤く、ブルーベリーと言うよりは、「ツツジ」のようです。
花が多過ぎる時はこの時期花を取ったりして数を減らします。
(注・・この写真のみ、横林ブルーベリー園のもの)
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4月中旬〜下旬には花が咲き実止まりしていきます。
ミツバチさんたちにお世話になる季節です。 |
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ここ数年はミツバチに加え、マルハナバチかクマバチだかが来訪します。
しかし、花のどてっ腹に穴を開けミツを吸います。
ハチの足に花粉が付かず、あまり良い吸い方ではないと聞きました。 |
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5月中下旬になると、実どまりもはっきりしてきて可愛い実
が着いているのがはっきりわかるようになります。 |
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毎日が雨、雨の梅雨の時期。
私達人間は、葡萄のお世話の真っ只中。ブルーベリー園をのぞく
暇も在りません。
そんな中、ブルーベリー達はたくましく実を毎日毎日少しずつ肥
大させていきます。また枝もこの時期にグングン伸びます。
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永遠に続くかに思える梅雨ですがやはりそこは自然の摂理。
7月の中頃には終わります。
今度は収穫に向けての準備。その最初は「草刈」です。
ブルーベリーの草刈は実は大変。
株元は、草刈機で刈れません。なぜなら「バラ」のように、若い
枝が地中から生えてくるので、機械だとそれごと刈っちゃいま
す。手で草むしり。前かがみなので朝早くしないと、背中を太陽
に焼かれてしまいます。 |
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夏の草刈りも終わると、後は収穫を待つばかり。
あとは乾燥しないように潅水をします。かなり乾燥に弱い植物
なので、潅水は必須科目です。
我が家はほぼラビットアイ系のブルーベリーです。
名前の由来は、写真のように熟する前にウサギの目のように
赤くなるから・・だそうです。 |
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摘み取りは真夏なので山とはいえ中々に暑いもの。
取れたての完熟ブルーベリーはバリうまです。
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12月なると紅葉を始めます。品種によって真っ赤になる品種
や、かなり遅くまで緑のまま葉を残すものがあるんですよ。 |
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冬の代表的な作業は、「剪定」。樹勢を見ながら、花芽
を落としたり、邪魔になる枝を落としたりと、半年先に答え
が出るゲームのようで面白いんですよ。 |
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また冬は土作りの季節。ブルーベリーの基本は何と言っても土作り。
ブルーベリーは酸性土壌で成育良好の樹木で、葡萄とはまるで
正反対。
我が園のような長年葡萄を栽培したアルカリ土壌は向きません。
PH検査をしてアルカリに傾いていれば土壌改良する必要があります。
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上の白い大きな袋は、ピートモスです
ピートモスを土の半分くらい加えた上に硫黄を含んだサンドセットを
100グラム以上混ぜ、それでやっとPHが5.2くらいに・・・。
植穴150箇所を耕すのは重労働です。
また、地下部だけでなく地上部にも有機物が必要です。 |
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厚く敷き土壌温度の上昇を抑えたり、雑草の繁殖も抑えますし
乾燥を防ぎます。この効果を得るのには10〜20センチの厚さが
必要です。
なかなか集めるのは大変です。 |
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土つくりの作業は、開始から終了まで約2週間は続きます。
ビールのうまいことうまいこと。(笑)
そんなこんなで、ブルーベリー達は数ヶ月の冬を耐え、春を
待つことになります。 |
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