夢農場では、化学肥料から有機肥料まで様々な肥料を使用しています。化学肥料には化学の良いところ があり、有機肥料には有機の良いところがあります。 ほとんどの植物は硝酸態の窒素を吸収します。相反するようですが化学肥料の問題点は主に硝酸窒素で、 流亡し地下水に紛れ込むことです。要するに樹が欲しがるだけあげれば 流亡はあまり影響はないと考えられます。要するに「余った硝酸態窒素」が問題なのです。 有機肥料は安全の代名詞のように言われますが大量の有機肥料は、植物に吸収されない場合はいずれ 硝酸となり地下水汚染を引き起こします。何事も遣り過ぎ注意・・です。 私たちの圃場の排水には当然極少量の農薬や、肥料成分が含まれます。 また私たちが使用している農業用水は、その排水や、雨水を山がろ過したものを貯めたもの。安全の指標は・・ そのプールには鯉がいて元気に泳ぎ回っていることです。 |
化学肥料は、窒素、リン酸、カリ、等3要素の入った物。カリのみのもの。またリン酸 のみのもの、窒素のみのもの(単肥といいます)。または、マグネシウムやカルシウムや 鉄などの微量要素を施すことも。 葉からは、主にアミノ酸主体の液肥を散布します。 写真はEMぼかし。樹勢が落ちた樹にはあげるようにしています。原料はEM菌と米 ぬか。米ぬかをあげてるのではなく米ぬかはEM菌のエサに過ぎません。 さあそれでは我が農場で、使用している有機肥料を紹介していきましょう。 |
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まず既成品のボカシ肥料。この中には、とにかくいろんな原料が使用されてい ます。動物の肉や骨、魚や大豆カス。この肥料だけでも良さそうですが、折角農業 やっていますもので、こだわってみたいんです。 ボカシ肥料は字の如く効き目がボケていますが、超長効きするのが特長です。したが って、早く効く肥料も加えなければ・・・・。 |
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これは皆さんが美味しい美味しいと舌鼓を打った後の、カニの殻です。カニ殻と 言えば、キチン質です。含まれるキトサンは病原菌の増殖を抑え、善玉菌(放線菌) を増やします。結果、植物の根の環境を整え、様々な肥料の吸収を助けます。 |
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数年前から使用しているクロレラ菌入りのボカシ肥料。クロレラは18種類のアミノ 酸、12種のビタミン、11種のミネラルや葉緑素等栄養が豊富です。 |
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ご存じ菜種の油粕。有機肥料の代表選手ですね。緩やかに窒素を効かしてくれ ます。 |
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魚粕です。即効的に効く窒素が特長ですが、うまみ成分のアミノ酸が豊富な ことでも知られています。フリカケみたいな匂い(良く言えば?)です。 美味しくなりそうな匂いです。 |
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骨粉です。豚や鶏の骨を砕いて蒸製したものですが、実はこれは植物の実に 必須の「リン酸」の塊なんですね。これを畑にまくと??焼き鳥屋さんの豚骨みたい な香りです。最初は何とも。。。。でしたが、慣れると、お腹が減ってきて焼き鳥屋さ んでと豚骨食べたくなります。 植物も人間もリン酸は必要のようですネ |
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以上の有機質肥料を絶妙の比率でブレンドして、当農場の作物たちに施肥して います。これが我が農園の味の核。 したがって混ぜる比率は教えられまっしエん。(笑)たいした比率ではないです。 |